東京文化財研究所 > データベース・資料 > 国宝 絹本著色十一面観音像 奈良国立博物館所蔵

奈良国立博物館・東京文化財研究所共同研究成果報告
《国宝 絹本著色十一面観音像》


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蛍光X線分析
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持物の蓮(図23~26)

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図版
図23 カラー画像
Color image
図版
図24 X線透過画像
X-ray image
図版
図25 反射近赤外線画像
near infrared image, lit from front
図版
図26 蛍光画像
photo-luminescence image

図版5参照
 本図は頭光に掛かる部分に描かれた蓮華である。図版24は花弁や茎の輪郭を描いた色料がX線を透過する軽元素から成ることがわかる。図版25では頭光部分の基底材や色料の劣化や画絹の剥落、花弁、茎の輪郭の描画線を確認できる。図版26では光背に描かれた竜胆の花や葉、茎などの表現的な要素を詳細に検証できる。
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